[C05]Zeolite-Al2O3 複合担体担持 Pt 触媒を用いた n-ヘプタデカンの水素化分解による JET 燃料の製造―ゼオライトの種類の影響―
○光岡 駿真1、村田 航佑1、橋本 忠範1、石原 篤1、陳 寧2、城之尾 裕樹2、河部 正2、中尾 圭太2(1. 三重大学大学院工学研究科、2. 東ソー株式会社)
混錬法を用いて調製したゼオライトとAl2O3を混合した複合担体にPtを含浸法により担持した触媒を作製し、n-heptadecaneの水素化分解反応によるJet燃料の製造に及ぼすゼオライトの種類の影響を検討した。Y-ゼオライトを主成分とした0.5Pt/Y(100)35A触媒では、反応温度295℃でJet燃料の選択率が73wt%と高い値を示し、転化率も99%に達した。一方、ZSM-5を主成分とした0.5Pt/Z(110)35A触媒では、反応温度270℃で転化率は97%に達したが、ガス生成物の割合が増加し、Jet燃料の選択率は21wt%と低い値を示した。
