応用物理学会春季・秋季学術講演会

ロックイン検出法により高いバックグランド上の信号を帯域制限によって信号雑音比良く検出できる。位相遅れから摂動に対する応答遅れも評価できるが、単一周波数における遅れ情報に過ぎない。そこで応答波形を時間領域で測定する、時分割ロックイン検出法を提案する。試料からの信号を摂動周期上で時分割し、各々の信号に対してロックイン検出する。帯域制限させつつ時間領域で応答を観測でき、遅れの詳細構造を評価できる。