応用物理学会春季・秋季学術講演会

我々は, 水質の汚染や衛生の指標である大腸菌を，培養を必要とせずに短時間で画像検出できる光ディスク装置の開発を行っている。今回は，フレネルの法則に基づく計算から，反射光よりも透過光を使用する方が，大腸菌と夾雑物との区別が容易と推測し, 透過光強度の測定可能な光学系に改良することで，培養を必要としない迅速な大腸菌検出を可能とした。今後，夾雑物がある環境下で大腸菌を染色し，区別することを目指す。