2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

2017年3月14日〜3月17日パシフィコ横浜
応用物理学会春季・秋季学術講演会
2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

2017年3月14日〜3月17日パシフィコ横浜

[15a-P1-4]脳における発火頻度依存性シナプス可塑性の数理的解析

〇羽田 克彦1,2,3、荒木 修4、横井 修1,3、神中 俊明1,3(1.数理医科研、2.共済会櫻井病院、3.国士舘大防災研、4.東理大応物)

キーワード:

シナプス可塑性、神経、脳

脳に存在する数多くのニューロンはシナプス結合を介して互いに信号を伝達している。その信号伝達強度の変化はシナプス可塑性と呼ばれ、記憶や学習に深く関与する。シナプス可塑性は、伝達強度が持続的に向上する長期増強(LTP : Long-term potentiation)と長期間低下する長期抑圧(LTD: Long-term depression)に分類される。海馬では、シナプス入力線維を10-100 Hz の頻度で刺激するとLTP が誘発される。一方、1-5 Hz の低頻度刺激ではLTDが観察される。本研究では、この刺激頻度に依存したシナプス可塑性について数値的かつ解析的に解明する。