[12a-W833-5]量子コンピュータによる量子化学計算 - 教育ツールとしての可能性 -
渕 蒼起1、加藤 拓己2、奥脇 弘次1、山崎 清仁3、〇望月 祐志1,4、湊 雄一郎2(1.立教大、2.(株)MDR、3.OpenQLプロジェクト、4.東大生研)
キーワード:
量子コンピュータ、量子化学計算、第二量子化ハミルトニアン
ここ数年、量子コンピュータに注目が集まっています。特に、量子化学計算については、2005年にAspuru-Guzikらが適用を提案したことから多くの研究開発がなされ、2017年にはIBMグループが実機を使ったデモを報告していますが、常用・実用的な利用はもう少し先になりそうです。今回の発表では、量子コンピュータによる量子化学計算のスキームをまとめ、化学結合論や分子軌道論などの大学科目における教育ツールとしての可能性を予備的に検討します。
