2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

2019年3月9日〜3月12日東京工業大学 大岡山キャンパス
応用物理学会春季・秋季学術講演会
2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

2019年3月9日〜3月12日東京工業大学 大岡山キャンパス

[12a-W833-7]ファゴットのリード材質に対する音色の変化

〇井手 利英1(1.産総研 電子光)

キーワード:

ファゴット、リード、スペクトル

ファゴット(英:bassoon)はオーケストラ等で用いられる木管楽器であり、楽器の構成として、本体の先端に2枚の木の板を合わせたリードと呼ばれる部品を用いる。リードは木管楽器の音色を決定付ける要因となるため、その製作や選択は楽器演奏者にとって大きな問題であるが、材質が木のために継時劣化が激しく、通常では数か月程度で使用不可能となる。近年、木の代わりにプラスチックを素材としたリードが開発されて市場化されたが、その扱いや音色はまだ木のリードには及ばない。本研究では、プラスチック製と木製のリードそれぞれでのファゴットの音色をスペクトル解析してその違いについて調査したので報告する。