[10p-S401-6]高せん断速度下で生じるイオン液体のシェアシニングの仕組み
〇山田 達矢1、牛山 浩1、手島 正吾1、藤田 淳一2(1.高度情報、2.筑波大数理)
キーワード:
イオン液体、シェアシニング、分子動力学シミュレーション
分子動力学計算(MD)上で観察される高せん断速度下(~109 [1/s] < dγ/dt)でのイオン液体のシェアシニングの原因として、「大きなせん断速度に伴う大きな応力によって、流動活性化エネルギー障壁の高さが下げられるから」という仮説を提案し、検証した。仮説に基づく1次元理論モデルの示すシェアシニング曲線はMDの結果とほぼ一致し、その温度依存性も半定量的に再現されたため、仮説は強く支持された。
