[16p-Z13-10]せん断応力下におけるシリカコロイド溶液の構造解析
〇赤田 圭史1、大久保 総一郎2、徳田 一弥2、山口 浩司2、小野木 伯薫2、山田 達矢3、牛山 浩3、手島 正吾3、藤田 淳一1(1.筑波大数理、2.住友電工、3.高度情報科学技術研究機構)
キーワード:
非ニュートン流体、小角X線散乱
一部のコロイド懸濁液では,せん断応力を印加すると粘度の増大(ダイラタント)や減少(チキソトロピー)が発生する。しかしせん断応力が無くなると状態が元に戻るため,動的な微細構造変化の測定はこれまで困難であった。本研究では、X線透過溶液セルを用い、溶液粘度と小角X線散乱(SAXS)の同時測定を行った。せん断応力下でのコロイド粒子クラスターの構造変化をリアルタイム観察することで,現象を担うコロイド粒子の凝集化を調べた。
