令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

2019年9月3日〜9月5日香川大学 幸町キャンパス、レクザムホール(香川県県民ホール)、JRホテルクレメント高松
土木学会全国大会年次学術講演会
令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

令和元年度土木学会全国大会第74回年次学術講演会

2019年9月3日〜9月5日香川大学 幸町キャンパス、レクザムホール(香川県県民ホール)、JRホテルクレメント高松

[I-27]端補剛材下端に隙が生じたリベット桁端部の耐荷性状評価

*井上 太郎1、蒲原 浩平1、中田 裕喜1、小林 裕介1、勝山 真規2(1. 鉄道総合技術研究所、2. TTES)

キーワード:

リベット桁、端補剛材下端の隙、支点移動、座屈荷重、有限要素解析、支点条件

鋼鉄道橋において,未だ多数の高経年リベット桁が供用されている.リベット桁の端補剛材下端は経年の中で摩耗し,下フランジと隙を生じている場合が多い.本件では,線支承を有するリベット桁を対象に,端補剛材下端の隙が耐荷性状におよぼす影響について,支点条件をパラメータとして解析をおこない,以下の2点を示した.

(1)支点正常の場合は,初期剛性の低下や腹板座屈までの過程において部材降伏順序が変化する等,端補剛材下端の隙が耐荷性状へ及ぼす影響がある.

(2)支点位置が移動している場合は,支点移動により端補剛材の荷重への寄与が減少しているため,端補剛材下端の隙が耐荷性状へ及ぼす影響は小さい.