第23回応用力学シンポジウム

第23回応用力学シンポジウム

2020年5月16日〜5月17日オンライン開催
公益社団法人土木学会 応用力学委員会
第23回応用力学シンポジウム

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2020年5月16日〜5月17日オンライン開催

[S02A-04]破壊面の摩擦接触を考慮した損傷モデルによるコンクリートの圧縮破壊シミュレーション

*相馬 悠人1、車谷 麻緒1(1. 茨城大学大学院)

キーワード:

有限要素法、損傷モデル、摩擦接触、コンクリート、圧縮破壊

本研究では,任意方向に発生する破壊面の接触挙動を考慮した損傷モデルを提案し,コンクリートの圧縮破壊への適用性を検証する.コンクリートの圧縮破壊における微視的な破壊挙動を再現するため,コンクリートの断面画像を基に骨材とモルタルから成るメゾスケールモデルを作成した.モルタルには提案モデルを適用し,骨材とモルタル間の界面には既往の研究で提案した摩擦接触を考慮した損傷モデルを適用した.メゾスケールモデルを用いて解析を実施することで,骨材とモルタル間の界面から破壊が発生した後,モルタルへと破壊が進展し,最終的には複数の巨視的なひび割れが形成される挙動を詳細に再現できることを示す.