第25回応用力学シンポジウム

第25回応用力学シンポジウム

2022年5月27日〜5月28日ハイブリッド開催
公益社団法人土木学会 応用力学委員会
第25回応用力学シンポジウム

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2022年5月27日〜5月28日ハイブリッド開催

[2A07-12-02]DIPM法による斜面流動シミュレーションの精度評価

*チオドリ ファズル ハビブ1、松島 亘志1(1. 筑波大学)

キーワード:

Depth Integrated Particle Method、斜面崩壊、浅い地すべり

DIPM(深さ方向積分粒子法)は、詳細な地形情報を持つ広範囲の斜面災害シミュレーションに適した数値計算法である。DIPMでは、底面せん断応力に関係するマニング係数nと降伏応力に関係する限界堆積角icrによって流動土砂の運動が規定される。本研究では、北海道胆振東部地震(2018年)の崩壊斜面を対象に流動シミュレーションを実施し、解析と観測の流動範囲を比較した。その結果、nicrの平均値はそれぞれ0.1、6°であり、平均予測精度は66%であった。また、地質条件、植生、含水率等の局所的な条件が流動範囲に影響を及ぼしていることが示唆された。