[2B01-06-01]弾性・塑性損傷変数を導入したphase-field延性損傷モデル
*韓 霽珂1、松原 成志朗2、森口 周二1、寺田 賢二郎1(1. 東北大学、2. 名古屋大学)
キーワード:
フェーズフィールドき裂モデル、延性損傷、損傷変数
本研究では,変分原理に基づいて導出された phase-field延性損傷モデルを提案する.提案モデルのエネルギー密度汎関数は,弾性・塑性・損傷の3成分から構成され,弾性変形および塑性変形に対応した2つの損傷変数を導入している.また,提案モデルは先行研究で導入されていた,損傷駆動力を制御するための損傷開始閾値や有効駆動力率などのパラメータを有していながら,損傷変数の発展則は散逸ポテンシャルの最大化問題の停留条件として変分原理の枠組みで導出される.また,支配方程式は連続体熱力学の枠組みでエネルギー最適化問題から導出される.いくつかの数値計算例を通して,提案モデルの挙動を検証する.
