第26回応用力学シンポジウム

第26回応用力学シンポジウム

2023年5月27日〜5月28日
公益社団法人土木学会 応用力学委員会
第26回応用力学シンポジウム

第26回応用力学シンポジウム

2023年5月27日〜5月28日

[11006-10-02]任意断面に適用可能なねじりによる断面変形を考慮した梁理論(シンポジウム講演概要)

*須田 陽平1、斉木 功2(1. 国土交通省、2. 東北大学)

キーワード:

ねじり、断面変形、代表体積要素、そり

曲げねじり理論では,そりによる軸方向変位はそり関数とねじり率の積で表される.近年では,そり関数に関する支配方程式を有限要素解析により解くことで任意形状断面の曲げねじりを解析する手法も提案されているが,非均質断面への適用は示されていない.一方,著者らは代表体積要素に周期境界条件を表す相対変位を与え,非均質断面梁の曲げ・せん断・ねじりの巨視的剛性を評価する数値解析手法を提案している.さらに,この手法を基に,せん断による断面変形を表す独立な自由度を定義し,横せん断とせん断遅れの断面変形を統合した理論 を提案している.以上を踏まえ,本研究では代表体積要素を用いて求めた非均質断面のそりを変位場に組み込み,そりの大きさをねじり率とは独立な自由度とした梁理論を構築する.