[21006-11-06]多重解像度DMDを用いた信号復元による大規模港湾空港の沈下挙動の再現(シンポジウム講演概要)
*畑井 向1、大竹 雄1、高野 大樹2、吉田 郁政3、村松 正吾4(1. 東北大学、2. 港湾空港技術研究所、3. 東京都市大学、4. 新潟大学)
キーワード:
信号復元、海上空港、データ駆動
著者らは,土木構造物の設計と維持管理段階を合理的に接続し,最適なライフサイクルマネジメントを行うために,施工時に観測される情報の高度利用を研究している.この研究の一環として,本研究では,海上空港から収集した高密度沈下時系列データを用いて、施工プロセスの最適化手法の構築の可能性を検討するものである.施工過程で観測された沈下時系列データから,完成後の空港の不同沈下を予測し,長期的な平坦性確保などの維持管理性能から施工プロセスを最適化することを目指している.その基礎研究として,本稿では,観測ノイズや欠損データなどの低品質な情報を扱うための信号復元技術について検討する.さらに,空港の不同沈下と対象地域の環境条件との関係を明らかにし,沈下時系列データを用いた予測手法の開発に向けて適切な課題を抽出する.
