[パネルディスカッション7]中材業務の見える化―市中病院の取り組み―
中林 賴子(大阪母子医療センター 中央材料滅菌センター)
当院の中材は、病院の中で用いられる医療機器・器材の洗浄滅菌業務と、医療材料の管理業務を担っている。
中材の洗浄滅菌業務を「見える化」するための試みとして、タイムスタディをとり作業時間についての調査を数回おこなった。自部署の分析と、効率よく作業をおこなうための業務改善に活用できたが、KPIを設定してのマネジメントには至っていない。
一方、コロナ禍でニトリルグローブが大幅値上げされた際、別素材のグローブを導入して支出を
5倍から2倍まで抑えることができた事例がある。最終目標を「支出の2倍」とし、それに対して KPIを「グローブの使用量のうち、別素材のグローブの使用割合を60%にする」と設定した。毎月の各部署の各グローブの使用量とコストを院内全体で共有することで、KPIを管理し最終目標を達成することができた成功事例である。
これら2つの事例を用いて、中材業務のKPIマネジメントについて考察したことを報告する。
中材の洗浄滅菌業務を「見える化」するための試みとして、タイムスタディをとり作業時間についての調査を数回おこなった。自部署の分析と、効率よく作業をおこなうための業務改善に活用できたが、KPIを設定してのマネジメントには至っていない。
一方、コロナ禍でニトリルグローブが大幅値上げされた際、別素材のグローブを導入して支出を
5倍から2倍まで抑えることができた事例がある。最終目標を「支出の2倍」とし、それに対して KPIを「グローブの使用量のうち、別素材のグローブの使用割合を60%にする」と設定した。毎月の各部署の各グローブの使用量とコストを院内全体で共有することで、KPIを管理し最終目標を達成することができた成功事例である。
これら2つの事例を用いて、中材業務のKPIマネジメントについて考察したことを報告する。
