第56回日本小児循環器学会総会・学術集会

第56回日本小児循環器学会総会・学術集会

2020年11月22日〜11月24日オンライン開催
日本小児循環器学会総会・学術集会
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第56回日本小児循環器学会総会・学術集会

2020年11月22日〜11月24日オンライン開催

[II-DB01-4]大動脈弁閉鎖不全、洞不全、心房頻拍を認めた左心低形成症候群(MS, AS)のTCPC症例

豊原 啓子1, 工藤 恵道1, 杉山 央1, 庄田 守男2, 吉田 尚司3, 宝亀 亮悟3, 新川 武史3(1.東京女子医科大学 循環器小児 成人先天性心疾患科, 2.東京女子医科大学 循環器内科, 3.東京女子医科大学 心臓血管外科)

キーワード:

左心低形成症候群、TCPC手術、洞不全症候群

症例:18歳、男性、HLHS (AS, MS), bilateral SVC。すべて他院で、9日目、Norwood手術、6か月、右Glenn手術、1歳、左Glenn手術、3歳、TCPC(lateral tunnel)手術を施行した。17歳で心房頻拍が持続したため心不全を来し、他院でlateral tunnel内のカテーテルアブレーションを施行され、アミオダロン内服も開始された。その後洞不全による徐脈、心房頻拍を認めた。また心臓カテーテル検査でlateral tunnelのleakあり、SaO2 92%, severe AR (old AoVのARのみ、neo AoVのARはなし)を認めLV内との交通を認めた。今後の方針を決定するため当院に紹介となった。紹介時も心房頻拍が2週間持続しており浮腫、心拡大を認め当日緊急入院となった。不整脈に対する治療および外科的介入について議論する。