[1A-01]多空間デザインモデルとその応用
*加藤 健郎1(1. 慶應義塾大学)
デザインは,結果から原因を導く逆問題を扱う行為であるため,難しいとされている.本稿では,デザインモデルの1つである多空間デザインモデルとそれを基に開発されたデザイン支援方法について紹介する.デジタルMメソッドシステムは,ブレインストーミング,親和図法,および連関図法を同モデルに基づいて改変しアイデア発想を支援するものである.多空間品質機能展開は,デザイン要素を同モデルの価値・意味・状態・属性空間のカテゴリに基づいて整理するものである.Word2Vecを用いたキーワード生成システムは,同モデルの空間間の推論を模倣したベクトル演算によりキーワードを自動生成するものである.
