日本デザイン学会第70回春季研究発表大会

日本デザイン学会第70回春季研究発表大会

2023年6月23日〜6月25日芝浦工業大学 豊洲キャンパス
日本デザイン学会春季研究発表大会
日本デザイン学会第70回春季研究発表大会

日本デザイン学会第70回春季研究発表大会

2023年6月23日〜6月25日芝浦工業大学 豊洲キャンパス

[1B-01]知識伝承活動における経験の記録・共有方法の検討

*三澤 柾文1、伊集院 幸輝4、春日 智哉1、小早川 真衣子2、須永 剛司5、鎌田 政智6、西村 拓一4,3(1. 千葉工業大学大学院、2. 千葉工業大学、3. 産業技術総合研究所、4. 北陸先端技術大学院大学、5. 東京芸術大学、6. 三菱重工業(株))
近年、製造現場においては熟練作業員の退職に伴う知識の喪失や流出という問題が生じています。この問題に対処するためには、エンジニアリング的な解決策だけでなく、知識の集約と活用の循環を作り出すような新しい活動の設計が必要であると指摘されています。そこで、製造業務計画審査会議を用いた熟練工の経験や知識を集約する方法を検討するための研究が行われました。2回の現地調査および2回のワークフロー分析を通じて、私たちは2つの知見を得ました。1つ目は、業務計画審査会議の議論には熟練工の経験や知識が含まれていること。2つ目は、上記議論は発言のオブジェクト化とその性質付けによって整理でき、見える化が現場の人に対して面白い体験となるという気づきです。この知見に基づいて議論を流れで捉えることで、「問い」から「応答」へ至る議論の展開に着目して残すことが知識の共有の促進に対する重要性を示唆していると考えられます。今後は、業務の中で議論の流れを見出している新たな活動及びその活動をサポートする道具のデザイン開発と評価を行っていきたいと考えています。