日本デザイン学会第70回春季研究発表大会

日本デザイン学会第70回春季研究発表大会

2023年6月23日〜6月25日芝浦工業大学 豊洲キャンパス
日本デザイン学会春季研究発表大会
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日本デザイン学会第70回春季研究発表大会

2023年6月23日〜6月25日芝浦工業大学 豊洲キャンパス

[2B-02]アートリテラシーの非アート領域への活用モデルアート制作における態度,思考,行動様式の解明と非アート領域への活用可能性の探究

*吉田 慧仁1(1. 武蔵野美術大学)
本論文は,アーティストがアートを制作する過程での考え方や行動のパターンを解明し,それらが非アート領域において,新しい価値を主体的に創造するためのモデルとなる可能性を探究するものである。先行研究によって,アートに対して非専門的な人が,アートの鑑賞や制作をすることによって自己理解を促進させ,創造性を発露させていくことを期待できることが示唆されている。ただし,具体的な方法やモデルケースは提示されておらず,抽象的な概念や学習行動における態度にとどまっている。そこで,絵画とインスタレーションを主に制作している現代のアーティストへのインタビューと,筆者自身の製作活動から,アート製作における態度,思考,行動パターンをアートリテラシーとしてモデル化し,それらをビジネスや教育の領域でどのように活かすかを一般市民と対話を行った。結果として,アートリテラシーの活用方法を具体的なシーンに落とし込んで対話をすることで,理解と共感を得られた。なお,アートリテラシーのモデルは構築できたものの,活用することによる具体的な効果検証には至っていないことは課題であり,アートリテラシーのモデル自体にも更新の余地がある。