[3B-01]形状の定量化指標を用いた視覚と聴覚における感覚間協応の検証
*林 淳平1、加藤 健郎2、柳澤 秀吉3(1. 慶應義塾大学大学院、2. 慶應義塾大学、3. 東京大学)
感覚間協応とは異なる感覚モダリティに与えられる刺激の属性や,次元の間に適合性が見出される効果であり,その効果により生み出される独特な体験に注目が集まっている.その中でも,視覚と聴覚の感覚間協応は,Music Visualizationと呼ばれる音楽の可視化による音楽体験の向上などに応用できるとされ,注目されている.視覚と聴覚の感覚間協応に関する国内外の研究状況としては,とがった形は高い音に,丸い形は低い音に対応していることが報告されているが,それ以外の形状特徴に関する研究はほとんどされていない.ここで,このような形状と音の対応は,生得的に得られるものである可能性が指摘されており,人間の感情に媒介されている可能性がある.一方で,形状特徴のうち,形状の「複雑さ」や「秩序」は人間の快・不快感情に大きな影響を与えることが知られている.そこで,本研究では,形状特徴の定量化指標を利用して,形状の「複雑さ」と高い音,「秩序」と低い音の対応を検証した.結果として,形状の「複雑さ」と高い音,形状の「秩序」と低い音の対応が一部形状を除いて確認できた.
