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Conclusion

2006年のiPS細胞作成報告から10年以上が経過した。iPS細胞研究が応用に向けて展開する一方で、多能性を規定する分子機構の研究もまた、着実に進展している。たった4つの転写因子の強制発現で、なぜ多能性幹細胞へのリプログラミングが起こるのかを考える上でも、そもそも多能性幹細胞という細胞の状態が、どのような分子機構で規定されているのかを知らなければならない。<br>本シンポジウムでは、iPS以後の本分野における研究を総括し、多能性を規定する分子機構（シグナル伝達、転写因子、エピジェネティック制御など）の全貌の解明に向けた研究の、現在の到達点を明らかにしたい。

日本分子生物学会年会

第42回日本分子生物学会年会

第42回日本分子生物学会年会

[2AS-11-Conclusion]Conclusion