資源・素材2014(熊本)

資源・素材2014(熊本)

2014年9月15日〜9月17日熊本大学工学部2号館,工学部百周年記念館
資源・素材学会 年次大会
資源・素材2014(熊本)

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2014年9月15日〜9月17日熊本大学工学部2号館,工学部百周年記念館

[A1-14]選択塩化法によるチタン鉱石の新しいアップグレード技術(口頭発表)

姜正信1, 岡部徹2(1.東京大学工学系研究科マテリアル工学専攻, 2.東京大学生産技術研究所)
司会:島田英樹(九州大学工学研究院)

キーワード:

選択塩化法、チタン製錬、環境調和型プロセス、脱鉄、チタン鉱石の富化

低品位チタン鉱石(FeTiO3)から直接、鉄を除去して高品位の酸化チタン(TiO2)を製造することを目的とし、四塩化チタン(TiCl4)を塩化剤として利用する選択塩化法を開発した。鉄をチタン鉱石から除去するため、化学ポテンシャル図に基づいて、鉄の選択塩化反応が進行する化学ポテンシャル領域について熱力学的考察を行った。さらに、基礎実験として、炭素が系内に存在する1100 Kの還元雰囲気下、あるいは1 ppmや1 %、10 %の酸素ガスを導入した1200 Kの酸化雰囲気下で、様々な種類および粒径のチタン鉱石をTiCl4と反応させた。その結果、チタン鉱石中の鉄は選択的に塩化鉄として揮発除去され、条件によっては、低品位チタン鉱石(51 % TiO2)から、純度98 %のTiO2が直接製造できることが明らかとなった。本手法は、廃液が一切発生しない、チタン鉱石の新しいアップグレード技術として応用可能であり、今後の発展が期待される。(若手ポスターに発表)