[1105-25-17](学生発表:修士課程)海水を用いた黄銅鉱・輝水鉛鉱の選択浮遊選別に及ぼすニ亜硫酸ナトリウムの影響に関する研究
○荻 良志1、Suyantara Gde Pandhe Wisnu1、三木 一1、平島 剛1、笹木 圭子1、青木 悠二2、越智 大司2(1. 九州大学、2. 住友金属鉱山株式会社)
司会:松岡光昭(関西大学)
キーワード:
浮遊選別、黄銅鉱、輝水鉛鉱、ニ亜硫酸ナトリウム、海水
現在、世界的に銅の需要は増加傾向にある。主要な銅鉱床となる斑岩銅鉱床においては、輝水鉛鉱を含む黄銅鉱が多く産出されるが、これらは難処理鉱として知られており、効率的な分離が課題となっている。これらを分離・回収する手法として、現在主に浮遊選別が行われている。現在、一般的な銅-モリブデン分離浮選においては、淡水を用い、銅抑制剤としてNaHSを添加することで行っている。このプロセスは高い分離性がある一方で、低いpH帯において有害である硫化水素が生じてしまう可能性がある。また、淡水を使用する必要があり、淡水利用が困難な地域では淡水化プラントの必要となる。これらのことから、本研究では、海水を使用し、かつNaHSの代替として、二亜硫酸ナトリウムの添加について検討を行った。
38-75 µmの粒子径を使用した場合、Potassium Amyl Xanthate、Diesel Oilなどの通常の浮遊選別において添加する捕収剤が存在している場合でも、二亜硫酸ナトリウムを添加することで黄銅鉱が抑制され、輝水鉛鉱が浮鉱として回収される傾向を示した。
海水を用いた場合でも、二亜硫酸ナトリウムを抑制剤として利用することで、銅-モリブデンを浮遊選別において分離できる可能性が示唆された。
38-75 µmの粒子径を使用した場合、Potassium Amyl Xanthate、Diesel Oilなどの通常の浮遊選別において添加する捕収剤が存在している場合でも、二亜硫酸ナトリウムを添加することで黄銅鉱が抑制され、輝水鉛鉱が浮鉱として回収される傾向を示した。
海水を用いた場合でも、二亜硫酸ナトリウムを抑制剤として利用することで、銅-モリブデンを浮遊選別において分離できる可能性が示唆された。
