[AW-01]高齢者の体重減少への対応を通じ、薬局の役割の認識につながった症例
○金原 亜希子, 原田 絵理子, 川崎 敦貴, 東川 泉(アイングループ (株)ファーマシィ ファーマシィ薬局やかげ)
【目的】
高齢化が著しい地域に立地する当薬局は健康サポート薬局を標榜しており、体組成計を常設し矢掛町と連携してフレイル・サルコペニアの指導・啓発を行うなど健康サポート機能の発揮につとめている。この度、ADLやQOLの低下、フレイルや様々な疾患のリスクにつながるだけでなく、死亡率を増加させるとされる高齢者の体重減少について、その対応の重要性と健康サポート薬局の役割に関する新たな認識を得たので報告する。
【症例の概要】
定期的に内科を受診している70代男性。胃癌切除、不眠症等の既往歴を有する。普段は単独での来局だが理解力低下のため、アフターフォローなどは同意を得たうえで次女に行っている。Day1、便秘に対し酸化マグネシウム錠、センノシド錠が開始された。その後便秘の訴えはなかったが、Day57、再度便秘の訴えがあったため同2剤が増量された。Day88、定期受診後の来局の際、約2か月間で体重が44kgから37kgへ減少したとの話をかかりつけ薬剤師が聞き取った。体重減少の割合は15%を超えており、次女へ連絡し、摂食状況などの日常生活の確認を行い、改善しない便秘と約2か月間で15%を超える体重減少がある旨を説明の上、早急な受診を勧めた。これにより受診を行った結果、イレウスと診断された。
【結果および考察】
本症例では投薬時に体重の聞き取りを行い、かかりつけ薬剤師が患者家族へ受診勧奨を行った結果、イレウスの診断・治療につながった。しかしながら、体重についての情報が来局の度に得られていれば、さらに早期に発見できた可能性がある。この症例を通じ、化学療法時や小児以外にも体重変化の確認が重要であることを痛感するとともに、体組成測定による体重等の情報は、薬物療法を含めた健康維持のためのきめ細かいサポートに活かせられると考え、今後はフレイル・サルコペニアの指導・啓発に留めることなく活用していくこととした。
高齢化が著しい地域に立地する当薬局は健康サポート薬局を標榜しており、体組成計を常設し矢掛町と連携してフレイル・サルコペニアの指導・啓発を行うなど健康サポート機能の発揮につとめている。この度、ADLやQOLの低下、フレイルや様々な疾患のリスクにつながるだけでなく、死亡率を増加させるとされる高齢者の体重減少について、その対応の重要性と健康サポート薬局の役割に関する新たな認識を得たので報告する。
【症例の概要】
定期的に内科を受診している70代男性。胃癌切除、不眠症等の既往歴を有する。普段は単独での来局だが理解力低下のため、アフターフォローなどは同意を得たうえで次女に行っている。Day1、便秘に対し酸化マグネシウム錠、センノシド錠が開始された。その後便秘の訴えはなかったが、Day57、再度便秘の訴えがあったため同2剤が増量された。Day88、定期受診後の来局の際、約2か月間で体重が44kgから37kgへ減少したとの話をかかりつけ薬剤師が聞き取った。体重減少の割合は15%を超えており、次女へ連絡し、摂食状況などの日常生活の確認を行い、改善しない便秘と約2か月間で15%を超える体重減少がある旨を説明の上、早急な受診を勧めた。これにより受診を行った結果、イレウスと診断された。
【結果および考察】
本症例では投薬時に体重の聞き取りを行い、かかりつけ薬剤師が患者家族へ受診勧奨を行った結果、イレウスの診断・治療につながった。しかしながら、体重についての情報が来局の度に得られていれば、さらに早期に発見できた可能性がある。この症例を通じ、化学療法時や小児以外にも体重変化の確認が重要であることを痛感するとともに、体組成測定による体重等の情報は、薬物療法を含めた健康維持のためのきめ細かいサポートに活かせられると考え、今後はフレイル・サルコペニアの指導・啓発に留めることなく活用していくこととした。
