サイエンスキャッスル2016

サイエンスキャッスル2016

2016年12月11日〜12月24日
サイエンスキャッスル
サイエンスキャッスル2016

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2016年12月11日〜12月24日

[O-8]屋久島方言で鳴くツクツクボウシの分布拡大経路の解明!

田口 創磨, 松下 祐生, 竹下 由芽(鹿児島県立 国分高等学校 サイエンス部 昆虫班)

キーワード:

セミ、ツクウクボウシ、幸屋火砕流、屋久島方言、DNA解析

大隅諸島のツクツクボウシは,後半の「ウィーヨーシ」という鳴き方を欠き,“屋久島方言”とされるが,分類学的検討は不十分である。そこで大隅諸島と周辺の個体について音声,形態,DNAを詳細に比較した。 鳴き声の長さは屋久島方言が本土方言より有意に短かったものの,♂は他の方言に対してもじゃま鳴きを行った。両方言間の形態的な差異は見いだせず,DNAの差異も不明瞭であった。 これらのことから,“屋久島方言”は同種内の生態的変異(≑方言)とするのが妥当と考えた。また「幸屋火砕流が旧個体群を絶滅させたことで,屋久島で生まれた“屋久島方言”が口永良部島,黒島,硫黄島,竹島に分布を拡大できた。」と考察した。