[1B03]Corrosion behaviors of Zircaloy in underground waste disposal conditions(3)Factors influencing corrosion behaviors of Zircaloy
*Teppei Otsuka1, Kenichi Hashizume2, Osamu Kato3, Tsuyoshi Tateishi4, Tomofumi Sakuragi5, Satoshi Yoshida5(1.Kindai Univ., 2.Kyushu Univ., 3.Kobelco, 4.Kobelco research Inst., 5.RWMC)
Keywords:
Zirconium,Hydride,Oxide,Tritium
地層処分されるジルコニウム(Zr)合金は、表面には酸化膜がついており、内部には酸素および水素が溶解している。このような材料側の諸因子がZrの室温腐食挙動に及ぼす影響をトリチウムトレーサー技術により調べた。
軽水素(H)を500wtppm溶解したジルコニウムをトリチウム(T)水中で5ヶ月~19ヶ月かけて腐食させ、気相に発生したHおよびTと、母材に取り込まれたTとを定量した。この結果、水素化Zrの腐食に伴い、析出水素化物から多量のHが放出されること、母材へのTの取り込みがやや促進されたことがわかった。今後は、吸収水素濃度および腐食温度、表面酸化膜や溶解酸素の影響を明らかにしていく予定である。
軽水素(H)を500wtppm溶解したジルコニウムをトリチウム(T)水中で5ヶ月~19ヶ月かけて腐食させ、気相に発生したHおよびTと、母材に取り込まれたTとを定量した。この結果、水素化Zrの腐食に伴い、析出水素化物から多量のHが放出されること、母材へのTの取り込みがやや促進されたことがわかった。今後は、吸収水素濃度および腐食温度、表面酸化膜や溶解酸素の影響を明らかにしていく予定である。
