[3A04]Study on engineering of EBS for geological disposal in coastal area(4)Mechanical behavior of buffer material in saline environment
*Ichizo Kobayashi1, Kenji Ishii1, Masataka Imai2,3, Tomoko Ishii3(1. Kajima Corporation, 2. Dia Consultants, 3. Radioactive Waste Management Funding and Research Center)
Keywords:
Buffer material,Bentonite,Ionic strength,Cation,Hydraulic conductivity,Swelling,Density distribution
沿岸部の海水系地下水環境が緩衝材の性能に及ぼす影響を評価し、処分施設の設計に反映することは重要な課題である。本研究では、(3)で述べた海水系地下水環境における事象の整理を基に、緩衝材の力学挙動の把握のために、人工海水、及び海水に含まれる陽イオンの水溶液等を用いて、そのイオン強度や陽イオンの種類が緩衝材の浸潤、膨潤挙動に及ぼす影響に関する室内試験を行った。試験により、淡水系の地下水に比べ、浸潤速度が速くなる、密度分布(密度差)が残存する可能性が高いなどの結果を定量的に示すことができた。これらの結果を考慮することにより、沿岸部においても人工バリアとしての緩衝材に求められる機能を満たすことのできる設計が可能であると考えられる。
