The 67th Annual Meeting of the Japanese Society of Child Neurology

座長：戸澤 雄紀(京都府立医科大学小児科) ,池田（谷口） 真理子(高知大学医学部小児科)

近年、研究活動の多様化や国際化が進む中で、研究倫理と利益相反（COI）管理の重要性が一層高まっている。不適切な研究活動やCOI管理の不備は、研究者自身の信頼性を損なうだけでなく、学術界全体への悪影響や社会からの信頼の喪失を引き起こす可能性がある。
本セミナーでは、研究倫理およびCOI管理に関する最新の課題を共有し、具体的な対応策を学ぶ場を提供する。それぞれのエキスパートによる講演や事例紹介を通じて、研究者が直面する倫理的課題を深く理解し、適切な管理手法を学び、実践力を向上させ、健全な研究環境の構築を促進することを狙いとしている。
研究倫理のセッションでは、科学的正確性と透明性を維持するための適正な研究倫理の在り方を探るとともに、学会や論文発表における注意点を、実際の事例を交えて解説する。
また、COI管理のセッションでは、COIの基本概念やその重要性を概説し、最近の臨床研究法改正に伴う最新のCOI管理の動向についても紹介する。