Presentation Information
[SS-2]Keys to successful fixed partial denture treatment: perspectives and importance of diagnosis
*Shoko Miura1 (1. Division of Fixed Prosthodontics, Department of Restorative & Biomaterials Sciences, Meikai University School of Dentistry)
Keywords:
固定性,支台歯,欠損歯列
欠損補綴治療には,ブリッジ,義歯,インプラントなどさまざまなオプションがある.その中でブリッジ治療は装着感や審美性,治療費の面から頻繁に,またあるときは容易に選択されがちな治療法である.しかしながらブリッジが長期にわたり機能し,患者満足を得るのは必ずしも容易なことではない.ブリッジ治療には欠損歯数だけでなく,支台歯となる残存歯の状態や配置,対合歯との関係,咬合状態や咬合力の分布,歯周組織の健康状態,さらに患者の全身的要因や生活背景に至る,総合的で多角的かつ適切な評価に基づいた治療計画の立案が求められるからである.
本研修会では,支台歯の選択と設計に着目し,残存歯の支持能力,歯周組織状態,咬合力の分布をどのように評価し,予後を予測するかを紹介する.また,欠損部の顎堤状態に基づくポンティックの基底面形態設計についても触れ,骨吸収の程度に応じた形態の選択や清掃性を確保するための設計基準を検討する.さらに近年注目されるデジタル技術を活用した診断および治療計画のメリットについても触れ,従来の診断手法とデジタル技術を融合させることで得られる新たな可能性について解説する.
本研修会が,ブリッジ治療を成功に導くために必要な診断の視点と重要性を再確認する場になるとともに,欠損歯列の多様性に柔軟に対応できる診断力を養う場となることを目指す.とりわけこれから専門医を目指す先生方が,日常臨床において自信を持って診断し治療計画を立てられるようになるための知識と視点を共有したい.
本研修会では,支台歯の選択と設計に着目し,残存歯の支持能力,歯周組織状態,咬合力の分布をどのように評価し,予後を予測するかを紹介する.また,欠損部の顎堤状態に基づくポンティックの基底面形態設計についても触れ,骨吸収の程度に応じた形態の選択や清掃性を確保するための設計基準を検討する.さらに近年注目されるデジタル技術を活用した診断および治療計画のメリットについても触れ,従来の診断手法とデジタル技術を融合させることで得られる新たな可能性について解説する.
本研修会が,ブリッジ治療を成功に導くために必要な診断の視点と重要性を再確認する場になるとともに,欠損歯列の多様性に柔軟に対応できる診断力を養う場となることを目指す.とりわけこれから専門医を目指す先生方が,日常臨床において自信を持って診断し治療計画を立てられるようになるための知識と視点を共有したい.