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[ES4-2]Evening Session 4

*Yoichi Terao1 (1. Tokai Branch)
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近年,少数歯欠損に対する補綴治療として,インプラント治療が第一選択とされることが多い.しかしながら,われわれはすべての症例においてインプラント治療が最適な治療とは言えないと考えている.なぜならインプラント治療は粘膜を貫通する構造を有するため,周囲組織の健康状態を含めた長期的な生物学的評価が重要となる.また,インプラント治療の有効性は広く報告されている一方で,基礎研究に基づいた実用化の完遂には至っていない.
 こうした背景の中,天然歯を応用する補綴治療の再評価も重要と考えられる.ドイツを中心に発展してきたRBFDPsは,ヨーロッパのインプラント関連学会において少数歯欠損に対する新たな治療選択肢として脚光を浴びている.ドイツRBFDPsの報告では症例数の少ない下顎前歯部2歯連続欠損に対する症例を提示する.初学者である演者がKernらの提唱する設計コンセプトを遵守しつつ,設計上の創造的アイディアを加えてRBFDPsを適用した.装着後2年を経過した現在も,審美的に良好な経過を示している.Kernらが長年取り組んできたRBFDPsは,現在われわれの臨床においても応用され良好な結果が得られている.一方,日本における基礎研究は未だ十分とは言えない.
 RBFDPsを日本における次世代の補綴装置として位置付けるためには,臨床から基礎研究へとつなげるTranslational Research(橋渡し研究)の視点が重要である.本発表を通じて,RBFDPsの可能性と今後の研究課題について議論したい.