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[ES4-3]Evening Session 4

*Keisuke MORI1 (1. Tokai Branch)
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Kernらにより確立されたRBFDPsは,口腔インプラント治療と比べて,固定性補綴装置でありながらも生体追従性をもち,最小限の侵襲で高い審美性を獲得できる.そして,海外ではRBFDPsのサバイバルレートが多数報告されており,インプラント治療に代わる欠損補綴歯科治療として特に若年患者に広く適応されている.
 日本では欠損に対する審美回復のための固定性補綴装置として,接着ブリッジや保険収載された接着カンチレバー装置の報告はあるが,良好な長期経過のアウトカムは示されていない.それらと一線を画したRBFDPsにおいても,日本人における長期経過を伴う報告はない.一方で,若年者多数歯欠損に対するインプラント治療のアウトカムは報告がない.したがって,われわれは若年者多数歯欠損に対する審美補綴治療は,治療方針の決定に苦慮するのではないかと考えている.
 今回,左右2歯ずつ合計4歯の若年者先天性欠如患者に対して,インプラント治療ではなくRBFDPsを適応したことは,日本における新しい試みであるといえる.ドイツにおいても同様の症例にRBFDPsを適応した報告はない.RBFDPs初学者の術者が2カ所の2歯連続欠損をRBFDPsによって審美回復した.術後経過はまだ2年であるが,この成果を出せた要因は,Kernらの術式の遵守と創造的アイデアの適用に他ならない.未だ日本でのエビデンスに乏しい治療法であるが,RBFDPsが日本人にとってより良い補綴歯科治療となるための具体的な研究戦略を導きたい.