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[O6-1]Enhancing Abutment Preparation Skills via Rubric-based Self Assessments

*Ryo Tagaino1, Akane Ozaki1, Yayoi Endo1, Yusuke Katsuda1, Toru Ogawa2, Hiroshi Egusa1 (1. Division of Molecular and Regenerative Prosthodontics, Tohoku University Graduate School of Dentistry, 2. Division of Comprehensive Dentistry, Tohoku University Hospital)
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【目的】
 支台歯形成は補綴装置の予後に関わる重要な手技であるが,その評価は指導者の主観に委ねられることが多く,客観的かつ的確な指導は困難である.先行研究にて,小臼歯CAD/CAM冠の支台歯形成に対する評価のばらつきを抑えるため,ルーブリック評価表を開発した1).一般的にルーブリック評価は明確な基準を持ち,学生自身が使用することで自己省察を可能にし,技能向上が期待できるが,本評価表が技能向上に及ぼす効果は明らかでない.本研究では,学生自身がルーブリック評価表を使用した支台歯の自己評価が技術向上に及ぼす効果を検証した.
【方法】
 東北大学歯学部の臨床実習生を対象に,上顎左側第二小臼歯のCAD/CAM冠形成実習を約半年の間隔で2回実施した.対照群はルーブリック評価表を使用しなかった令和5年度の学生47名とした.介入群は令和6年度の学生47名で,形成直後にルーブリック評価表を用いた自己評価と,その使用感についてアンケートを実施した.教員3名によるルーブリック評価表を用いた評価を実施し,その中央値を教員評価とした.統計解析にはSPSS ver.31(IBM, USA)を用い,対応のあるt検定,マンホイットニーU検定,wilcoxonの符号付き順位検定を行った(p<0.05).
【結果と考察】
 2回の実習における教員評価の総合スコアを比較すると,対照群では増加傾向にあったが有意差を認めなかった.一方で介入群では有意な総合スコアの向上を認めた.介入群における学生評価スコアと教員評価スコアの差異を検証すると,学生の自己評価が高い傾向にあった.学生評価と教員評価の一致度は評価項目によって異なり,なかでも学生アンケートにて「評価しにくい」との回答が多かった項目については,学生評価と教員評価にも差が大きい傾向にあった.本研究より,評価基準や評価方法の改変は必要であるが,ルーブリック評価表を用いた自己評価は客観的評価を容易にし,支台歯形成技能の向上に寄与することが示唆された.
【参考文献】
1) 勝田悠介,山田将博,石橋実ほか.東北大学歯学部におけるCAD/CAM冠模型実習システムへの導入.日補綴会誌2018;10:335-344