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[P-110]Association Between Sleep Bruxism and the Frequency Characteristics of Muscle Fatigue

*Akitomo Watanabe1, Kazuo Okura1, Yoshitaka Suzuki1, Toyoko Tajima1, Tatsuya Taniwaki1, Mizuki Shinkai1, Akari Shibagaki1, Shuji Shigemoto2, Yoshizo Matsuka1 (1. Department of Stomatgnathic Function and Occlusal Reconstruction, 2. Department of Fixed Prosthodontics, Tsurumi University School of Dental Medicine)
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【目的】
 睡眠時ブラキシズム(SB)は睡眠中に生じる咀嚼筋の持続性またはリズム性の筋活動(律動性咀嚼筋活動:RMMA)によって生じ,歯の破折や筋疲労の原因となる.診断は自覚症状や異常音に依存し,客観性に乏しい.SBの過剰な筋活動の結果生じると考えられる筋疲労は筋電図の周波数特性に反映され1),パワースペクトラムの低周波帯域への偏りが指標として有効とされる.本研究では,終夜測定を行わずにSBを定量評価する手法を確立するために,睡眠中1時間当たりのRMMA回数(RMMA Index)と睡眠前後の咬筋疲労(周波数分布の低周波化)との関連を検討することを目的とした.
【方法】
 健常者13名を対象に,ポリソムノグラフィー検査を施行し両側咬筋筋電図をサンプリングレート2kHzにて記録した.睡眠測定は2夜連続で行い,第2夜を解析対象とした.被験者には最大噛みしめ(MVC)を4回1クールとして、1~2クールを睡眠前,起床後に行わせた(図1).筋電図は高速フーリエ変換により周波数解析を行った.筋疲労指標として平均パワー周波数(MPF)(値の減少で疲労を示す),0-50 Hz及び0-100 Hz帯域パワー割合(値の増加で疲労を示す),歪度・尖度を算出し,RMMA Indexとの相関を検討した.
【結果と考察】
 起床後MVCの筋疲労指標はRMMA Index と中程度から強い関連を示し,MPFは負のピアソン相関を示し,0-50 Hz帯域パワー割合は正のピアソン相関を示した.また睡眠前MVC第1クールのみ中程度のピアソン相関が同様に認められた.一方,睡眠中の最終RMMAエピソードからMVC測定までの時間はRMMA Indexと関連せず,SBによる一晩を通じた累積疲労を反映している可能性が示された.以上より起床後の筋電図周波数特性はSBに関連する筋疲労の定量的指標となり得ること,睡眠前の筋疲労もSB活動量推定に有用である可能性が示された.
【参考文献】
1)堀久至. かみしめによる咀嚼筋疲労とその回復に関する筋電図的研究.日本補綴歯科学会誌. 1989; 33(1): 294-302