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[P-113]Application of the BruxChecker material for analysing occlusal facets

*Masashi Takafuji1, Yoichi Terao1, Keisuke Mori1, Tomonari Okawa1,2, Kentaroh Nakamura1,2, Yasunori Ayukawa2 (1. Tokai Branch, 2. Section of Implant & Rehabilitative Dentistry, Division of Oral Rehabilitation, Faculty of Dental Science, Kyushu University)
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【緒言】
 普及していた顆路型咬合器の臨床応用が叫ばれなくなって久しい.その理由に生体の下顎偏心運動が咬合器上で精確に再現できないことが挙げられている.バーチャルアーティキュレーターの実用化も進むなか,未だ偏心運動が咬合器上で再現できていないことも事実である.一方で,作業用模型の一部咬合小面を滑走させてもすべての咬合小面が同時滑走するとは限らず,加えて生体の偏心運動を再現しているとは考え難い症例に遭遇することも多い.
 年齢や性別を問わず,研究用模型には大小様々な咬合小面が認められるが1,研究用模型上では機能的な咬合小面と非機能的な咬合小面の区別はつかない.そこで,われわれは現時点での睡眠時ブラキシズムに伴って形成された咬合小面と咀嚼などの顎口腔系機能に伴って形成された咬合小面とを歯科咬合診断用材料を用いて区分することを検討している.
 今回は,睡眠時ブラキシズムを有する患者に対し,非機能的な咬合小面を観察したので報告する.
【観察方法】
  患者は41歳男性,歯ぎしりを主訴に来院.医療面接から高頻度のブラキシズムを確認し,研究用模型から多数の咬合小面が認められた.
 睡眠時ブラキシズムにおける咬合小面は,歯科咬合診断用材料(ブラックスチェッカー,Scheu Dental GmbH,ドイツ,以下BC)をシート軟化圧接成型器(デュアルフォーマーⅡ,大榮歯科産業,大阪,日本)を用いて成形し,1日睡眠時装着にて可視化した.現時点での咬頭嵌合位における咬合小面は,咬合接触検査材(ブルーシリコーンローフロー,ジーシー,東京,日本,以下BSL)と歯接触分析装置(バイトアイ,ジーシー,東京,日本)を用いて可視化した.
 研究用模型上にてBCで観察された咬合小面とBSLで観察された咬合小面を照合し,研究用模型に認められる咬合小面をそれぞれに区分し,観察評価した.
【結果と考察】 
 BCに認められた咬合小面は,1)研究用模型の咬合小面と一致するが,その総数は著しく少なかった.2)BSLで観察された咬合小面と一致しない部位も多数存在した.
 したがって,非機能的な咬合小面の観察は,歯冠形態ならびに咬合面形態再構築時の咬頭干渉の予防につながると考えられた.
【参考文献】
1)中尾勝彦,正常天然歯列における咬合小面と歯牙接触に関する研究(咬頭嵌合位).補綴誌 1970;14;1-21.
(発表に際して患者・被験者の同意を得た.)