Presentation Information
[P-123]Effects of the hardness and mass of the chewing gum on the masseter muscle activity and number of chewing times
*Tomonori Niitsuma1, Naoki Asanuma2, Yuko Watarai1,2, Tatsuhiro Suzuki2, Momoka Kawana1, Kotono Nagata1, Fumi Mizuhashi1,2 (1. functional occlusal treatment the nippon dental university graduate school of life dentistry at niigata, 2. department of removable prosthodontics the nippon dental university school of life dentistry at niigata)
【目的】
近年,口腔機能低下症および口腔機能発達不全症への関心が急速に高まり,ガムを用いた訓練が注目されている.既存のガムは硬さや弾性,粘着性,味などの物性が統一されておらず,評価指標も研究間で異なるため,再現性・汎用性に課題が残る.また,ガムの硬さや質量が咀嚼運動に及ぼす影響についての報告は十分とはいえない.そこで,本研究ではガムの硬さおよび質量と咬筋の活動性,咀嚼回数との関係を検討した.
【方法】
対象者は,顎口腔機能に異常を認めない健常有歯顎者6名(男性3名,女性3名,平均年齢26.0±1.6歳)とした.なお,本研究は日本歯科大学新潟生命歯学部倫理審査委員会の承認を得て行った.本研究では,ガムの硬さをハードタイプ,ミディアムタイプ,ソフトタイプの3種類に設定し,質量は1.5gと1.0gの2種類とし,ガム咀嚼時の咬筋活動と咀嚼回数を測定した.咬筋活動はウェアラブル筋電計(株式会社ジーシー)を用いて測定し,%MVCを算出して評価した.咀嚼回数の測定はバイトスキャン(シャープ株式会社)を用いて行った.対象者には,ガムを5分間,自由咀嚼するよう指示し,咬筋活動と咀嚼回数を測定した.硬さによる比較と質量による比較は筋疲労を考慮してそれぞれ別日に行い,ガムの咀嚼順序はランダムとした.統計解析は硬さによる%MVCの比較に一元配置分散分析および多重比較,咀嚼回数の比較にKruskal-Walis検定および多重比較,質量による比較にWilcoxonの符号付き順位検定を用いた.
【結果と考察】
硬さの比較では,ハードタイプのガム咀嚼時の%MVCはソフトタイプのガム咀嚼時の%MVCと比較して有意に大きい値を示した(p = 0.013).質量の比較では,1.0gのガムの咀嚼回数は1.5gのガムの咀嚼回数と比較して有意に大きい値を示した(p = 0.046).本研究の結果より,ガムの硬さで運動強度を,質量で運動量を規定することのできる可能性が示唆された.今後はさらに対象者数を増やし,口腔機能改善のための最適な負荷の検討を進めていく所存である.
近年,口腔機能低下症および口腔機能発達不全症への関心が急速に高まり,ガムを用いた訓練が注目されている.既存のガムは硬さや弾性,粘着性,味などの物性が統一されておらず,評価指標も研究間で異なるため,再現性・汎用性に課題が残る.また,ガムの硬さや質量が咀嚼運動に及ぼす影響についての報告は十分とはいえない.そこで,本研究ではガムの硬さおよび質量と咬筋の活動性,咀嚼回数との関係を検討した.
【方法】
対象者は,顎口腔機能に異常を認めない健常有歯顎者6名(男性3名,女性3名,平均年齢26.0±1.6歳)とした.なお,本研究は日本歯科大学新潟生命歯学部倫理審査委員会の承認を得て行った.本研究では,ガムの硬さをハードタイプ,ミディアムタイプ,ソフトタイプの3種類に設定し,質量は1.5gと1.0gの2種類とし,ガム咀嚼時の咬筋活動と咀嚼回数を測定した.咬筋活動はウェアラブル筋電計(株式会社ジーシー)を用いて測定し,%MVCを算出して評価した.咀嚼回数の測定はバイトスキャン(シャープ株式会社)を用いて行った.対象者には,ガムを5分間,自由咀嚼するよう指示し,咬筋活動と咀嚼回数を測定した.硬さによる比較と質量による比較は筋疲労を考慮してそれぞれ別日に行い,ガムの咀嚼順序はランダムとした.統計解析は硬さによる%MVCの比較に一元配置分散分析および多重比較,咀嚼回数の比較にKruskal-Walis検定および多重比較,質量による比較にWilcoxonの符号付き順位検定を用いた.
【結果と考察】
硬さの比較では,ハードタイプのガム咀嚼時の%MVCはソフトタイプのガム咀嚼時の%MVCと比較して有意に大きい値を示した(p = 0.013).質量の比較では,1.0gのガムの咀嚼回数は1.5gのガムの咀嚼回数と比較して有意に大きい値を示した(p = 0.046).本研究の結果より,ガムの硬さで運動強度を,質量で運動量を規定することのできる可能性が示唆された.今後はさらに対象者数を増やし,口腔機能改善のための最適な負荷の検討を進めていく所存である.
