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[P-126]A study on the evaiuation method of grading ability to relatively adjust bite force

*Mao Mochizuki1, Kentaro Igarashi1, Seiichi Kanemoto2, Takahiro Okawa2, Toshikazu Miura2, Asako Suzuki1, Tomohiro Isii1, Masayasu Itou1 (1. Nihon University School of Dentistry at Matsudo Department of Removable Prosthodontics and Geriatric Oral Health, 2. Nihon University Graduate School of Dentistry at Matsudo Department of Removable Prosthodontics)
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【目的】
 高齢期の口腔機能評価において,咬合力など「力」を用いた指標は最大値で評価される。一方,日常の咀嚼や嚥下は,常に最大の力が用いられるわけではなく,必要な力を段階的に調整し遂行される。このような力を制御する能力をグレーディング能力1)と呼び,握力などでグレーディング能力が加齢に伴い低下することが報告されている。 一方,口腔領域ではグレーディング能力の特性については十分に検討されていない。そこで本研究では,若年健常者を対象に,口腔機能がグレーディング能力を適切に発揮するか明らかにすることを目的に,咬合力におけるグレーディング能力の検討を行った。
【方法】
 成人有歯顎者27名(女性13名,平均年齢31±4.5歳)を対象とした.咬合力について,最大随意努力による最大値(100% maximum voluntary contraction : %MVC)を測定した。100%MVC値から算出した80%,60%,50%,40%,20%MVCにおける目標%MVC値を提示し,測定値をリアルタイムで数値として対象者に提示するバイオフィードバック(BF)あり条件と,BFなし条件にて各条件下で1回ずつ計測を行った.各%MVCの目標%MVC値と測定値を比較した場合の相対誤差を算出し,測定値%MVC水準間の比較にはFriedman検定を,BF条件間における目標%MVC値との誤差の比較にはWilcoxonの符号付順位検定を用いた。
【結果と考察】
 %MVC水準間の比較において,すべての測定項目で%MVCの増加に伴い,測定値は有意に増加した。各%MVC水準において,BFあり条件とBFなし条件の目標%MVC値に対する相対誤差の比較では,すべての測定項目で相対誤差が有意に大きい値を示し(p<0.001),BFなし条件では%MVCの増加に伴い,相対誤差が小さくなる傾向がみられた。目標%MVC値に対する測定値の相対誤差を用いた力制御の評価が口腔機能においても可能であることが示唆され,口腔機能評価を最大値のみならずグレーディング能力の観点で捉える重要性が示された。
【参考文献】
1) 小野三嗣,高橋康光,坪田修三ほか. 筋力調節能力に関する研究 その1 握力について. 体力科学 1966 ; 15:113-119.