Presentation Information
[P-13]Evaluation of Scan Paths in Digital Copy Denture Techniques Using an Intraoral Scanner for Home-Visit Dentistry
*Kanako Shibuya1, Tomoko Mukai1, Tokunin Kiyokawa1, Housei Suzuki1, Tomohiro Tabata1, Mana Hirayama1, Kunihito Yamane2, Yukiko Hatanaka1, Hiroyuki Suzuki1, Junichi Furuya1 (1. Department of Oral Function Management, Graduate School of Dentistry, Showa Medical University , 2. Division of Oral Function Management, Department of Oral Health Management, School of Dentistry, Showa Medical University)
【目的】
要介護高齢者においては,歯科受療率が低下しやすく,訪問診療における全部床義歯治療の重要性は依然として高い.しかし訪問診療では,患者背景や診療環境の制約があり,効率的に高精度の義歯製作が求められる場合も多い.近年,可搬性のある口腔内スキャナ(IOS)の登場により,訪問診療先での複製義歯印象が容易となり,患者の負担低減が期待される.一方で,複製義歯印象のスキャンパスの違いが,真度と精度に与える影響については十分に検討されていない.そこで本研究では,訪問診療への応用を見据えた予備的研究として,IOSを用いた全部床義歯の複製印象において,スキャンパスの違いが真度と精度,スキャン時間に与える影響を評価することを目的とした.
【方法】
上下顎無歯顎模型(ND-N8,ニッシン)から標準的方法にて製作した上下顎全部床義歯を対象とし,デスクトップスキャナ(E4®,3Shape)およびIOS (TRIOS5®,3Shape)を用いてスキャンを行った.術者はIOSの操作に習熟した 1 名とし,スキャンパスは, A(粘膜面から開始),B(人工歯咬合面から開始),C(人工歯頬側面から開始),D(ローリング法)の4 通りとした.各スキャンパス毎に10 回スキャンを行い,スキャン完了までの所要時間を測定した.デスクトップスキャナから得られた基準データとIOSから得られたデータを三次元解析ソフト(spGauge®,アルモニコス,静岡,日本)にて解析し,二点間距離を RMS 値(許容誤差0.30 mm)を用いて評価した.真度,所要時間は一元配置分散分析により評価し(有意水準5%),精度は,全ペア法により標準偏差と四分位範囲を算出した.
【結果および考察】
真度および時間においては,スキャンパス間に有意な差は認められなかった.一方,精度に関しては,方法Dにおいて安定性が低い傾向が認められた.以上から,IOS 操作に習熟した単一術者条件下では,スキャンパスによらず一定の真度が確保され,所要時間も同等である可能性が示唆された.しかし,精度に関してはスキャンパス間で差が認められたことから,術者の習熟度に差が生じやすい訪問診療の環境では,精度に優れたスキャンパスの選択が,結果として真度の向上につながる可能性が示された.
要介護高齢者においては,歯科受療率が低下しやすく,訪問診療における全部床義歯治療の重要性は依然として高い.しかし訪問診療では,患者背景や診療環境の制約があり,効率的に高精度の義歯製作が求められる場合も多い.近年,可搬性のある口腔内スキャナ(IOS)の登場により,訪問診療先での複製義歯印象が容易となり,患者の負担低減が期待される.一方で,複製義歯印象のスキャンパスの違いが,真度と精度に与える影響については十分に検討されていない.そこで本研究では,訪問診療への応用を見据えた予備的研究として,IOSを用いた全部床義歯の複製印象において,スキャンパスの違いが真度と精度,スキャン時間に与える影響を評価することを目的とした.
【方法】
上下顎無歯顎模型(ND-N8,ニッシン)から標準的方法にて製作した上下顎全部床義歯を対象とし,デスクトップスキャナ(E4®,3Shape)およびIOS (TRIOS5®,3Shape)を用いてスキャンを行った.術者はIOSの操作に習熟した 1 名とし,スキャンパスは, A(粘膜面から開始),B(人工歯咬合面から開始),C(人工歯頬側面から開始),D(ローリング法)の4 通りとした.各スキャンパス毎に10 回スキャンを行い,スキャン完了までの所要時間を測定した.デスクトップスキャナから得られた基準データとIOSから得られたデータを三次元解析ソフト(spGauge®,アルモニコス,静岡,日本)にて解析し,二点間距離を RMS 値(許容誤差0.30 mm)を用いて評価した.真度,所要時間は一元配置分散分析により評価し(有意水準5%),精度は,全ペア法により標準偏差と四分位範囲を算出した.
【結果および考察】
真度および時間においては,スキャンパス間に有意な差は認められなかった.一方,精度に関しては,方法Dにおいて安定性が低い傾向が認められた.以上から,IOS 操作に習熟した単一術者条件下では,スキャンパスによらず一定の真度が確保され,所要時間も同等である可能性が示唆された.しかし,精度に関してはスキャンパス間で差が認められたことから,術者の習熟度に差が生じやすい訪問診療の環境では,精度に優れたスキャンパスの選択が,結果として真度の向上につながる可能性が示された.
