Presentation Information
[P-137]A refabricated sectional obturator prosthesis using 3D printed duplication
*Mamoru Murakami1, Yurika Oura2, Yoshihisa Takenouchi3 (1. Removable Prosthodontics and Implant Dentistry, Kagoshima University Hospital, 2. Department of Oral and Maxillofacial Prosthodontics, Kagoshima University Graduate School , 3. Kyusyu Branch)
【緒言】
近年,CAD/CAM技術は,有床義歯分野においても発展しているが1),顎顔面補綴領域では,顎欠損部の形状やアンダーカットのため,光学印象の適用は不明な点も多い.今回,口蓋欠損を有する有歯顎患者に対し,使用中の軟質リライン材を併用した中空型分割栓塞子(HSO)を口腔内スキャナ(IOS)と3Dプリンタにて複製し製作したHSOについて報告する.
【症例の概要・治療内容】
患者:66歳,女性.現病歴:2013年11月に本院耳鼻咽喉科にて筋上皮腫により口蓋切除術を受け,術後にHSOを装着した.HSOは,欠損部のアンダーカットを維持に利用するため床用レジンとシリコーン軟質リライン材の2層構造とし,軽量化のため中空とし,磁性アッタチメントにより口蓋床と栓塞部を可撤性に設計した.2014年6月にHSOを装着し,その後は良好に経過した2).2022年5月に軟質リライン材の剥離と劣化を認めたため再製作を検討した.治療方針:顎欠損部のアンダーカットが大きいことや軟口蓋部の挙上を記録する必要ならびに長期間良好に経過したHSOの設計と形状を踏襲するため,IOSと3Dプリンタにより複製を製作し,ダイナミック印象を行い完成させる.
【経過ならびに考察】
2023年9月にTrios4(3shape, 東京)を用いて光学印象を行った.3次元データをDental CAD (Kulzer, 東京)に取り込み,3DプリンタCara4.0(Kulzer, 東京)とDima Print Denture Base(Kulzer, 東京)を用い複製を完成した(図).これに粘膜調整剤を付与し使用後に埋没し,作業用模型を製作し,既報に従いHSOを完成させた2).2023年10月30日に新HSOを装着し,現在まで良好に経過している.今後は,長期安定性について注意深い観察が必要である.
【参考文献】
1) 岩城麻衣子,中山魅来,金沢 学.有床義歯における3Dプリンタ―の活用と将来展望.歯界展望. 2023; 142(4): 670-679.
2) Murakami M, Nishi Y, Shimizu T,et al. A retainer-free obturator prosthesis in a fully dentulous patient with palatal defects. J Oral Sci. 2020;62(1):122-124.
近年,CAD/CAM技術は,有床義歯分野においても発展しているが1),顎顔面補綴領域では,顎欠損部の形状やアンダーカットのため,光学印象の適用は不明な点も多い.今回,口蓋欠損を有する有歯顎患者に対し,使用中の軟質リライン材を併用した中空型分割栓塞子(HSO)を口腔内スキャナ(IOS)と3Dプリンタにて複製し製作したHSOについて報告する.
【症例の概要・治療内容】
患者:66歳,女性.現病歴:2013年11月に本院耳鼻咽喉科にて筋上皮腫により口蓋切除術を受け,術後にHSOを装着した.HSOは,欠損部のアンダーカットを維持に利用するため床用レジンとシリコーン軟質リライン材の2層構造とし,軽量化のため中空とし,磁性アッタチメントにより口蓋床と栓塞部を可撤性に設計した.2014年6月にHSOを装着し,その後は良好に経過した2).2022年5月に軟質リライン材の剥離と劣化を認めたため再製作を検討した.治療方針:顎欠損部のアンダーカットが大きいことや軟口蓋部の挙上を記録する必要ならびに長期間良好に経過したHSOの設計と形状を踏襲するため,IOSと3Dプリンタにより複製を製作し,ダイナミック印象を行い完成させる.
【経過ならびに考察】
2023年9月にTrios4(3shape, 東京)を用いて光学印象を行った.3次元データをDental CAD (Kulzer, 東京)に取り込み,3DプリンタCara4.0(Kulzer, 東京)とDima Print Denture Base(Kulzer, 東京)を用い複製を完成した(図).これに粘膜調整剤を付与し使用後に埋没し,作業用模型を製作し,既報に従いHSOを完成させた2).2023年10月30日に新HSOを装着し,現在まで良好に経過している.今後は,長期安定性について注意深い観察が必要である.
【参考文献】
1) 岩城麻衣子,中山魅来,金沢 学.有床義歯における3Dプリンタ―の活用と将来展望.歯界展望. 2023; 142(4): 670-679.
2) Murakami M, Nishi Y, Shimizu T,et al. A retainer-free obturator prosthesis in a fully dentulous patient with palatal defects. J Oral Sci. 2020;62(1):122-124.

