Presentation Information

[P-148]Examination of prosthodontic inspections expected of prosthodontic specialist Part 2
As part of team-based care with dental hygienists

*Yufuko Iikura1, Taeko Masuda1, Izumi Yoshida1, Yuna Masuda1, Maki Ito2, Kentaroh Nakamura2,3, Yasunori Ayukawa3 (1. Kansai Branch, 2. Tokai Branch, 3. Section of Implant&Rehabilitative Dentistry, Division of Oral Rehabilitation, Faculty of Dental Science, Kyushu University)
PDF DownloadDownload PDF
【緒言】
 補綴歯科専門医は基本的な症例への対応は至極当然であり,専門性の高い臨床技能による難症例への対応が強く要求される.それゆえに補綴歯科治療の難易度を測定するプロトコル(症例分類)に基づき,患者ごとの治療難易度を多様な側面から評価し,的確な治療計画の立案と補綴歯科治療の完遂へと導かなければならない.また,難症例では咬合支持ならびに口腔機能の維持を継続させることを目的に,最適な補綴装置管理が不可欠である.その要点としては日本補綴歯科学会が定める“中長期的な全顎的歯列の咬合管理”と“食べる機能の数値化による補綴歯科治療の質保証”が挙げられる.
 しかしながら,日本補綴歯科学会では2つの要点に応える検査項目についていまだ呈示されていない.そこで,われわれ歯科衛生士は担当歯科医師とともに,補綴歯科専門医に求められる補綴検査について思索を繰り返している.
 今回は,歯科衛生士ができうる補綴検査項目とその考察について報告する.

【治療内容】
 “中長期的な全顎的歯列の咬合管理”における当院での主な検査には,引き抜き試験検査法1)およびシリコーンブラック検査法1)を採用している.引き抜き試験検査法には咬合フィルム(occlusal registration strips,Artus,NJ,USA)を用い,表による記録管理している.シリコーンブラック検査法には咬合接触検査材(ブルーシリコーンローフロー,ジーシー,東京,日本)と歯接触分析装置(バイトアイ,ジーシー,東京,日本)を用い,デジタル保存管理している.
 “食べる機能の数値化による補綴歯科治療の質保証”における主な検査には,口腔関連QOLを評価するOHIP-J54を用い,総合スコアにて記録評価している.

【経過ならびに考察】
 検討の結果,患者への負担もなく同意が得やすく,かつ簡便性に優れた検査を選定したことで補綴検査の類型化が可能となった.
 補綴歯科専門医とのチーム医療としての歯科衛生士の任務に,補綴装置管理のための検査担当も組み込むべきであると考えている.

【参考文献】
1) 日本補綴歯科学会ガイドライン作成委員会編.歯科医療域3疾患の診療ガイドラインⅠ.咬合異常の診療ガイドライン.補綴誌 2022;46:585-593.