Presentation Information

[P-25]Evaluation of mechanical properties of autopolymerizing acrylic resin

*Yoshiyuki Jogetsu1, Atsushi Moritaka1, Hidefumi Fujimura1 (1. SHOFU INC)
PDF DownloadDownload PDF
【目的】
 常温重合レジンは,テンポラリークラウンの作製や義歯床の補修など,様々な用途に使用可能であるものの,液材の主成分がメチルメタクリレート(MMA)であることから,従来よりそのMMAに由来する生体への刺激性や臭気が懸念されている.演者らは,液材中のMMA配合量を低減させた新規常温重合レジン(開発コード:SI-300513)を開発した.ここで一般に,MMA配合量を低減させた場合,機械的特性もそれに伴って低下することが知られている.そこで本研究では,該新規常温重合レジンについて,機械的特性(曲げ強さ)を従来製品と比較評価した.
【方法】
 JIS T 6518:2011を参考として,新規常温重合レジン及び従来製品(PF)の三点曲げ試験を行なった.長さ25 mm × 幅2 mm × 厚さ2 mmの試験体を作製した.作製した試験体を37℃水中に24時間浸漬後,万能試験機(5576モデル,INSTORN社製)にて曲げ強さを測定した(測定条件:支点間距離 20 mm,クロスヘッドスピード1 mm/min,n = 6).測定結果を統計処理した(t検定,α = 0.05).
【結果と考察】
 新規常温重合レジンの曲げ強さは,従来製品と有意な差が認められなかった.以上の結果から,該製品は液材中のMMA配合量が少ないにも関わらず十分な機械的特性を有しており,従来製品と同様に使用可能であることが示唆された.