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[P-38]Mechanical Analysis of Implant-Supported Removable Partial Dentures: Influence of Implant Location and Length

*Kentaro Nakamura1, Hirokazu Kumano1, Toshiyuki Kobayashi1, Yuki Kondo1, Koichi Shiraishi1, Ran Fukuzawa1, Shogo Ozawa1, Jun Takebe1 (1. Department of Removable Prosthodontics, School of Dentistry, Aichi-Gakuin University)
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【目的】
 口腔インプラント治療は,部分歯列欠損症例に対する補綴歯科治療の選択肢である.しかし,解剖学的制約や外科的侵襲の問題により,固定性インプラント補綴の適応が困難な場合がある.近年,欠損部顎堤や残存歯を利用し,必要最小本数のインプラントをパーシャルデンチャーの支持要素として活用することで,義歯の動揺を抑制しようとする治療法が普及している1).我々はインプラント支持パーシャルデンチャーにおけるインプラント体の埋入位置の違いによる力学的影響について報告してきた.本研究では,遊離端欠損症例の義歯設計において,インプラント体の埋入位置と長さの違いが及ぼす力学的影響について,三次元有限要素法を用いて比較検討することを目的とした.
【方法】
 モデル構築には,下顎石膏模型および頭蓋骨模型を用い,欠損部位は765 ⏉ 56とした.義歯設計は4 ⏉ 4にRPIクラスプ, ⎾7に磁性アタッチメントを適応したオーバーデンチャーとした.解析モデルは,右側遊離端欠損部7 ⏋,6 ⏋,5 ⏋相当部を埋入部位として6.5mmおよび10.0mmの長さのインプラント体をそれぞれ1本埋入したモデルとし,計6つの解析モデルの応力解析を行った.
【結果と考察】 
 解析結果より,義歯沈下量および支台歯の変位量は,6.5mm,10.0mmのインプラント体を埋入したモデルで共に6 ⏋に埋入したモデルで最小となった.一方,義歯沈下量および支台歯の変位量は,各埋入部位におけるインプラント体の長さの違いによる顕著な差は認められなかった.インプラント体埋入部位周囲の歯槽骨における最小主応力値では,各埋入部位におけるインプラント体の長さの違いによる顕著な差は認められなかった.
 本研究における三次元有限要素法の解析結果より,義歯の安定性向上と支台歯の負担軽減の観点から,インプラント体の埋入部位は6 ⏋相当部が最も望ましい位置であると明らかとなった.さらにインプラント体の長さの違いによる影響が認められなかったことから,6.5mmのインプラント体においても,遊離端欠損部で十分な支持要素の効果を発揮することが明らかとなった.
【参考文献】
1) 大久保力廣.インプラント支持を利用したパーシャルデンチャーの考え方と設計.補綴誌 2020;12(1):23-28.