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[P-59]Basic research on an Adhesion Guided Device for the bonding procedure of RBFDPs

*Tomonari Okawa1, Koma Sanda1, Kentaroh Nakamura1, Yasunori Ayukawa1 (1. Section of Implant & Rehabilitative Dentistry, Division of Oral Rehabilitation, Faculty of Dental Science, Kyushu University)
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【目的】 
 片持ち梁形状を有するResin-bonded fixed dental prostheses(以下,RBFDPs)は,作業模型上においても正確な位置再現が困難となる.したがって,接着工程ではレジンセメントが介在するため,手指による所定位置への固定は困難であると考えられる.
一方,作業模型上で製作したAdhesion Guided Device(以下,AGD)を用いることで所定の位置へ再現できることから,「AGDの使用は,セメント介在下における位置安定性を手指固定と比較して有意に向上させる」との仮説を立てた. 本研究の目的は,AGD固定と手指固定が装着精度に及ぼす影響を比較・検討し,本実験デザインの内的妥当性を検証することである.
【方法】
 2①⏌を想定した3Y-TZP製RBFDPsを製作し,CAD/CAM製チタン模型を使用した.接着には接着性レジンセメント(パナビアV5,クラレノリタケデンタル,新潟,日本)を用い,手指固定群とAGD固定群(各n=20)の2群で比較した. 変位量はラボ用スキャナーにてスキャンし,三次元解析ソフトウェアを用いてポンティック中央垂直断面の3点(切端・唇側・舌側)で計測した. 統計解析には符号付きデータを用い,Welchのt検定を行った.
【結果と考察】
 舌側計測点において顕著な差が認められた.手指固定群では平均−95.5±207.4μmの変位が確認されたのに対し,AGD群は平均+152.6±122.5μmであり,両群間に極めて有意な差を認めた(p<0.001).さらに,変動係数を比較したところ,手指固定群の2.17に対し,AGD固定群では0.80と約1/3にまで低下した.
 AGD固定群において手指固定群と比較し,有意に高い再現性が認められた.これは,当初立案した「RBFDPsの良好な臨床成績の背景には,AGDを用いた厳密な固定下での接着が存在する」という仮説を支持する方向にあることを示唆している.本研究によって得られた数値的根拠は,これまで臨床上の経験則に留まっていたAGDの有用性を客観的に裏付ける一助となると考えられる. 
 RBFDPsの接着工程においてAGD固定は手指固定に対し有意に高い再現性を示した.以上の結果から,本研究で用いた仮説を結論づけるための研究デザインおよび実験方法は妥当であったと考える.