Presentation Information
[P-62]The necessity of AGD in RBFDPs adhesion technology,as seen by a dental hygienist,is an important topic for discussion
*Maho Yamahana1, Keisuke Mori1, Yuki Inukai1, Tomonari Okawa1,2, Masashi Takafuji1, Kentaroh Nakamura1,2, Yasunori Ayukawa2 (1. Tokai Branch, 2. Section of Implant & Rehabilitative Dentistry,Division of Oral Rehabilitation,Faculty of Dental Science,Kyushu University)
【目的】
Kernらが提唱するRBFDPs(Resin-Bonded Fixed Dental Prostheses)では1),エナメル接着強度を高めることを目的に確実な接着技法プロセスを不可欠としている.しかしながら,片持ち梁を形するRBFDPsは手指で支台歯に復位させる際に不安定になることが多く,接着時に適切な部位に固定できるとも限らない.われわれはRBFDPsの接着補助具としてのAGD(Adhesion Guided Device)を用いた接着技法を思索している.
翻って,歯科技工士が製作するAGDは歯科医師が精確に復位させるだけでなく,接着補助を担当する歯科衛生士にとっても重要な装置であると考えている.その理由に,手指で固定した場合,予備重合のための光照射を手指が妨害する,また硬化時前の余剰セメント除去時に手指を外すことになりRBFDPsにズレが生じることが挙げられる.
そこで今回,AGDを用いることで的確かつ効率に優れた接着技法の補助を可能とした症例を報告する.
【方法】
患者は12歳女子.主訴は⎿5先天性欠如による歯列欠損である.
リテーナーを上顎大臼歯口蓋側に設計したことで復位状態が直接視認できず,開口量も十分ではないことから手指での復位ならびに保持はきわめて困難と判断した.さらにポンティックの挿入方向も著しく制限され,AGDを用いたとしても事前のシミュレーションが必要不可欠と考えた.ラバーダムを装着したファントーマで,歯科医師の立ち位置やAGDの固定位置を基準に,歯科衛生士の視認位置や角度,光照射の方向,余剰セメント除去のプロセスを確認し,練習を重ねた.
RBFDPsを口腔内に接着する際にも,シミュレーション時と同様なプロセスを施した.
【結果と考察】
装着6か月経過後,脱離や破損は認められず,プラークコントロールも良好である.
上顎臼歯部にRBFDPsを接着するにあたり,接着補助を担当する歯科衛生士にとってもAGDの必然性を自覚した.
【参考文献】
1) Kern M. RBFDPs - Resin-Bonded Fixed Dental Prostheses. 1st ed. Quintessence Pub Co; 2017:161-172.
(発表に際して患者・被験者の同意を得た)
Kernらが提唱するRBFDPs(Resin-Bonded Fixed Dental Prostheses)では1),エナメル接着強度を高めることを目的に確実な接着技法プロセスを不可欠としている.しかしながら,片持ち梁を形するRBFDPsは手指で支台歯に復位させる際に不安定になることが多く,接着時に適切な部位に固定できるとも限らない.われわれはRBFDPsの接着補助具としてのAGD(Adhesion Guided Device)を用いた接着技法を思索している.
翻って,歯科技工士が製作するAGDは歯科医師が精確に復位させるだけでなく,接着補助を担当する歯科衛生士にとっても重要な装置であると考えている.その理由に,手指で固定した場合,予備重合のための光照射を手指が妨害する,また硬化時前の余剰セメント除去時に手指を外すことになりRBFDPsにズレが生じることが挙げられる.
そこで今回,AGDを用いることで的確かつ効率に優れた接着技法の補助を可能とした症例を報告する.
【方法】
患者は12歳女子.主訴は⎿5先天性欠如による歯列欠損である.
リテーナーを上顎大臼歯口蓋側に設計したことで復位状態が直接視認できず,開口量も十分ではないことから手指での復位ならびに保持はきわめて困難と判断した.さらにポンティックの挿入方向も著しく制限され,AGDを用いたとしても事前のシミュレーションが必要不可欠と考えた.ラバーダムを装着したファントーマで,歯科医師の立ち位置やAGDの固定位置を基準に,歯科衛生士の視認位置や角度,光照射の方向,余剰セメント除去のプロセスを確認し,練習を重ねた.
RBFDPsを口腔内に接着する際にも,シミュレーション時と同様なプロセスを施した.
【結果と考察】
装着6か月経過後,脱離や破損は認められず,プラークコントロールも良好である.
上顎臼歯部にRBFDPsを接着するにあたり,接着補助を担当する歯科衛生士にとってもAGDの必然性を自覚した.
【参考文献】
1) Kern M. RBFDPs - Resin-Bonded Fixed Dental Prostheses. 1st ed. Quintessence Pub Co; 2017:161-172.
(発表に際して患者・被験者の同意を得た)
