Presentation Information
[P-69]Development of a Novel Brushing Instruction Tool Using Naked-Eye Stereoscopic Imaging – Second Report
*Masashi Aikawa1, Norishige Kawanishi1, Takuya Adachi1, Yuta Honma1, Saki Tsunoi1, Akito Nakano2, Tomoki Itamiya2, Katsuhiko Kimoto1, Noriyuki Hoshi3 (1. Department of Prosthodontics, Division of Crown and Bridge Prosthodontics, Kanagawa Dental University, 2. Department of Dental Education, School of Dentistry, Kanagawa Dental University, 3. Department of Oral Digital Science, School of Dentistry, Kanagawa Dental University)
【目的】
近年,口腔内スキャナーの普及により,患者固有の口腔内形態を高精度にデジタルデータとして取得することが可能となり,歯科医療のデジタル化が進展している.従来,我々は裸眼立体視ディスプレイと三次元位置計測を用いたブラッシング指導支援システムを報告してきたが,模型データを用いた汎用的提示にとどまっていた.本研究では,口腔内スキャナーにより取得した患者固有の歯列データを用いることで,より個別性の高いブラッシング指導の実現を目的とした.また,歯科医師および歯科衛生士から得られた評価を通じて,臨床応用の可能性について検討した.
【方法】
被験者の歯列を口腔内スキャナー(3Shape,TRIOS 3 オーラルスキャナ)により採得し,取得した三次元歯列データ(OBJ)を裸眼立体視が可能な空間再現ディスプレイ(ソニー,ELF-SR1,2020)上に表示した.歯列データは三次元的に提示し,歯面への色付け表示により清掃状態を直感的に把握できるようにした.さらに,三次元位置計測センサー(OAK–D S2)を用いて歯ブラシの動きを取得し,リアルタイムで歯列データ上に反映させた.本学附属病院の歯科医師および歯科衛生士を対象にアンケート調査を行った.本研究は倫理審査委員会承認のもとで実施された.
【結果と考察】
被験者固有の歯列形態を裸眼立体視で提示することで,歯ブラシ操作と清掃部位との関係を三次元的に把握することが可能となった.特に補綴装置周囲や歯間部において,ブラッシング動作と清掃対象部位との位置関係を直感的に理解できた.アンケート結果からは,操作に一定の習熟を要するものの,実践的で臨床指導に応用しやすいとの評価が多く得られた.以上より,本システムは補綴治療後の長期的な口腔管理を支援するブラッシング指導ツールとして有用である可能性が示唆された.
【参考文献】
Itamiya T, To M, Oguchi T et al. A Novel Anatomy Education Method Using a Spatial Reality Display Capable of Stereoscopic Imaging with the Naked Eye. Applied Sciences, 2021; 11(16):7323.
近年,口腔内スキャナーの普及により,患者固有の口腔内形態を高精度にデジタルデータとして取得することが可能となり,歯科医療のデジタル化が進展している.従来,我々は裸眼立体視ディスプレイと三次元位置計測を用いたブラッシング指導支援システムを報告してきたが,模型データを用いた汎用的提示にとどまっていた.本研究では,口腔内スキャナーにより取得した患者固有の歯列データを用いることで,より個別性の高いブラッシング指導の実現を目的とした.また,歯科医師および歯科衛生士から得られた評価を通じて,臨床応用の可能性について検討した.
【方法】
被験者の歯列を口腔内スキャナー(3Shape,TRIOS 3 オーラルスキャナ)により採得し,取得した三次元歯列データ(OBJ)を裸眼立体視が可能な空間再現ディスプレイ(ソニー,ELF-SR1,2020)上に表示した.歯列データは三次元的に提示し,歯面への色付け表示により清掃状態を直感的に把握できるようにした.さらに,三次元位置計測センサー(OAK–D S2)を用いて歯ブラシの動きを取得し,リアルタイムで歯列データ上に反映させた.本学附属病院の歯科医師および歯科衛生士を対象にアンケート調査を行った.本研究は倫理審査委員会承認のもとで実施された.
【結果と考察】
被験者固有の歯列形態を裸眼立体視で提示することで,歯ブラシ操作と清掃部位との関係を三次元的に把握することが可能となった.特に補綴装置周囲や歯間部において,ブラッシング動作と清掃対象部位との位置関係を直感的に理解できた.アンケート結果からは,操作に一定の習熟を要するものの,実践的で臨床指導に応用しやすいとの評価が多く得られた.以上より,本システムは補綴治療後の長期的な口腔管理を支援するブラッシング指導ツールとして有用である可能性が示唆された.
【参考文献】
Itamiya T, To M, Oguchi T et al. A Novel Anatomy Education Method Using a Spatial Reality Display Capable of Stereoscopic Imaging with the Naked Eye. Applied Sciences, 2021; 11(16):7323.

