Presentation Information
[P-76]Effects of Scanning Distance and Scan Powder on the Accuracy of Intraoral Scanners
*Eri Daikoku1, Hanako Shimazaki1, Shota Fukazawa2, Kyouko Takafuji1, Hajime Ozeki1, Kazuyoshi Hashimoto1, kazuhiro Kon2, Hisatomo Kondo1 (1. Department of Fixed Prosthodontics and Oral Implantology, School of Dentistry, Aichi Gakuin University, 2. Iwate Medical University Division of Fixed Prosthodontics and Oral Implantology, Department of Prosthodontics)
【目的】
近年,口腔内スキャナー(Intraoral Scanner:IOS)は,インプラント治療における光学印象法として広く普及しているが,スキャン条件や機種特性の違いが精度に及ぼす影響については十分に整理されていない。特に,高反射性を有する対象物では,スキャン距離やスキャンパウダーの使用の有無が形態認識の安定性に影響を与える可能性がある。本研究の目的は,複数のIOSを用いて,スキャン距離およびスキャンパウダー使用条件の違いによる精度の比較検討を行い,その原因について検証することとした.
【方法】
下顎顎歯模型の臼歯相当部に,インプラント体を4本埋入後,ボールアバットメントを装着し,本研究の基準模型とした.接触式三次元座標測定機による三次元形状計測を行い,各インプラント体間距離の基準値とした.次に,スキャンパウダー(粒径1~10μⅿ)を使用した場合と,使用しない場合で口腔内スキャナーTRIOS3(TR3),TRIOS5(TR5),Primescan(PR), iTero Lumina(IT),SIRIOS(SR),DEXIS IS 3800(DX)を用いて,基準模型の三次元形状データを採得し,得られたデータを立体画像解析用ソフトウェア(spGauge)を用いて,精確性(真度および精度)を計測・評価した.統計分析は,Mann-Whitney U検定を用い,有意水準は5%とした.
【結果と考察】
Confocal方式を採用するIOSでは,短距離条件(2歯欠損相当)においてパウダー非使用下でも安定した精度が得られた.一方,長距離条件(多数歯欠損相当)では,TR3,TR5においてパウダー非使用時に真度が有意に低下した.IT,SR,DXはボールアバットメントのスキャンにおいてパウダー処理が不可欠であり,パウダーなしでは正確な形態認識が困難であった.
【考察および結論】
本研究の結果から,IOSの精確性は,スキャナーの測定原理およびスキャン距離に強く依存することが示唆された.短距離条件ではパウダー非使用でも良好な結果が得られる場合がある.一方で,長距離条件や高反射部位ではスキャンパウダーの使用が精度確保に寄与する可能性が高い.以上より,臨床においてはスキャナーの特性およびスキャン条件を考慮した上で,スキャンパウダーの使用も検討することが必要であることが示唆された.
近年,口腔内スキャナー(Intraoral Scanner:IOS)は,インプラント治療における光学印象法として広く普及しているが,スキャン条件や機種特性の違いが精度に及ぼす影響については十分に整理されていない。特に,高反射性を有する対象物では,スキャン距離やスキャンパウダーの使用の有無が形態認識の安定性に影響を与える可能性がある。本研究の目的は,複数のIOSを用いて,スキャン距離およびスキャンパウダー使用条件の違いによる精度の比較検討を行い,その原因について検証することとした.
【方法】
下顎顎歯模型の臼歯相当部に,インプラント体を4本埋入後,ボールアバットメントを装着し,本研究の基準模型とした.接触式三次元座標測定機による三次元形状計測を行い,各インプラント体間距離の基準値とした.次に,スキャンパウダー(粒径1~10μⅿ)を使用した場合と,使用しない場合で口腔内スキャナーTRIOS3(TR3),TRIOS5(TR5),Primescan(PR), iTero Lumina(IT),SIRIOS(SR),DEXIS IS 3800(DX)を用いて,基準模型の三次元形状データを採得し,得られたデータを立体画像解析用ソフトウェア(spGauge)を用いて,精確性(真度および精度)を計測・評価した.統計分析は,Mann-Whitney U検定を用い,有意水準は5%とした.
【結果と考察】
Confocal方式を採用するIOSでは,短距離条件(2歯欠損相当)においてパウダー非使用下でも安定した精度が得られた.一方,長距離条件(多数歯欠損相当)では,TR3,TR5においてパウダー非使用時に真度が有意に低下した.IT,SR,DXはボールアバットメントのスキャンにおいてパウダー処理が不可欠であり,パウダーなしでは正確な形態認識が困難であった.
【考察および結論】
本研究の結果から,IOSの精確性は,スキャナーの測定原理およびスキャン距離に強く依存することが示唆された.短距離条件ではパウダー非使用でも良好な結果が得られる場合がある.一方で,長距離条件や高反射部位ではスキャンパウダーの使用が精度確保に寄与する可能性が高い.以上より,臨床においてはスキャナーの特性およびスキャン条件を考慮した上で,スキャンパウダーの使用も検討することが必要であることが示唆された.
