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[P-78]Investigation of drilling torque behavior in simulated bone blocks with density distribution

*Reiko Kobatake1, Kazuya Doi1, Yusuke Morimoto1, Tomoko Izumikawa1, Kaien Wakamatsu1, Yoshifumi Oki1, Kazuhiro Tsuga1 (1. Department of Advanced Prosthodontics, Graduate School of Biomedical and Health Sciences, Hiroshima University)
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【目的】
 良好な初期固定の獲得およびその後のオッセオインテグレーションには,インプラント埋入部位における骨状態の評価が重要である.我々はこれまでに,切削トルク値測定によって埋入部位の骨密度を直接的かつ客観的に評価する手法を確立し,その有用性を報告してきた1).本手法では切削トルクの最大値を評価指標として用いているが,生体骨は不均一かつ複雑な構造を有するため,切削過程におけるトルク値を積算することでより詳細な骨性状評価が可能になると考えられる.そこで本研究では,異なる密度分布を設定した模擬骨を用い,切削トルク最大値および積算値による密度分布評価の有用性を検討した.
【方法】
 Misch分類におけるD1およびD4相当の模擬骨ブロックを用い,密度の高いD1層を上層,中層,下層のいずれかに配置した3層構造の密度分布モデルを作製した(D1-4-4,D4-1-4, D4-4-1).トルク値測定は,直径2 mmのツイストドリルにて窩洞形成後,測定用ドリルを用い,測定深度3 mm,回転数35 rpmで行った.トルク値は0.05秒ごとに記録し,最大値および0.05秒ごとのトルク値の総和である積算値を算出した.各条件における切削トルク最大値および積算値を比較検討した.
【結果と考察】
 いずれの密度分布モデルにおいても切削トルク最大値は同等であり,D1層の配置位置による差は認められなかった.一方,切削トルク積算値は,D1層を上層に配置したモデルで最も高値を示し,中層,下層に配置したモデルの順に低下した.切削トルク最大値は切削過程における最も密度の高い部位であるD1層を通過した瞬間の抵抗を主として反映する指標であるのに対し,積算値は測定ドリルと模擬骨との接触面積および切削時間を反映していると考えられる.以上より,切削トルク最大値に加えて積算値を併用することで,より詳細な骨密度分布の評価が可能となることが示唆された.
【参考文献】
1) Wakamatsu K, Doi K, Kobatake R, Oki Y, Tsuga K. Evaluation of Bone Density for Primary Implant Stability Using a Newly Designed Drill: An In Vitro Study on Polyurethane Bone Blocks. Clin Exp Dent Res. 2024;10(6):e70048.