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[P-92]Establishment of a method for evaluating the skin sensitization potential of substances released during the polymerization process of self-curing resin.

*Ryuichiro Beniya1, Kosuke Nozaki2, Mayuko Matsumura1, Ayaka Matsumoto1, Kenji Fueki1 (1. Masticatory Function and Health Science, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Institute of Science Tokyo,, 2. Advanced Prosthodontics, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Institute of Science Tokyo,)
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【目的】歯科材料により生じる遅延型アレルギーの発症予防のため,歯科材料の感作性評価は生物学的安全性評価の必須項目である.特に常温重合レジンは口腔内で化学重合することから,最終製品と製品中の各成分,およびそれらの相互作用を加味した総合的評価が必須である.しかし,常温重合レジンの重合過程における溶出物質の感作性の評価方法は確立していない.経済協力開発機構(OECD)は,皮膚感作性の有害発現経路を4つのKey event(KE)に分類し,それぞれのKEに基づいた動物実験代替方法を提案している.本研究では,感作性物質が皮膚タンパク質と結合し、複合体を形成する過程の評価を行い,常温重合レジンの重合過程における感作性を明らかにすることを目的とする.
【方法】本研究では,試料としてユニファストⅢ(株式会社 GC)と,キュアグレース(株式会社 トクヤマデンタル)を用いた.被験物質として,重合開始前物質,重合中の試料からの溶出物質,硬化後の試料からの溶出物質を作製した.重合開始前物質として,各試料のモノマー液を5.0 mg/mL,および0.50 mg/mLに調整した.重合中または硬化後の溶出物質として,各試料の粉液混和直後(混和15秒)またはメーカー推奨硬化時間経過後(ユニファストⅢ:3分10秒,キュアグレース:5分)の試料を蒸留水中に浸漬し,溶出成分を0.50 mg/mLに調整した.感作性試験には,OECD Test Guideline 442Cに準拠したAmino acid Derivative Reactivity Assay(ADRAキット,富士フィルム和光純薬工業)を用いた.作製した被験物質を,システイン誘導体(NAC)およびリジン誘導体(NAL)と反応させ,それらの結合性をHPLCで測定し,解析した.被験物質とNACまたはNALが結合し,NACまたはNALが4.9%以上減少することにより陽性と判断した.【結果と考察】すべての被験物質で平均減少率が5.8〜50.6%と基準値以上となり,陽性と判定された.本試験の被験物質の特徴として,いずれの被験物質でもNACへの結合が主であり,NALへの結合はほとんど認められなかった.また,同じ濃度(0.50 mg/mL)でも,混和直後や硬化後試料からの抽出液のほうが,モノマー液よりNAC減少率が大きく,ポリマー粉末に含まれる物質の影響が示唆された.