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[SY10-1]Current Status and Future Perspectives of Digital Fixed Prosthodontics
*Noriyuki Hoshi1 (1. Department of Oral Digital Science, Kanagawa Dental University)
Keywords:
光学印象,口腔内スキャナー(IOS),CAD/CAM
歯科領域へのデジタル技術導入から55年以上が経過した.特に2000年代以降の技術進歩は著しく,その普及がもたらす恩恵は計り知れない.国内においては,2014年のCAD/CAM冠保険導入を皮切りに,口腔内スキャナー(IOS)を用いた光学印象法がCAD/CAMインレーへ適用されるなど,デジタルワークフローの実装が進んでいる.その背景には,IOSとCAD/CAMを用いた歯冠補綴治療が従来法と遜色ない精度を達成可能となった技術的進歩がある.加えて,簡便な操作性は患者への負担軽減や環境負荷の低減に寄与し,昨今課題となっている歯科技工士不足への対応策としても期待されている.しかしながら,デジタル化が進展したとはいえ,その本質は歯科医療行為に他ならない.医療従事者はデジタルデバイスの特性と限界を熟知した上で,適切な手技を遵守する必要がある.本講演では,現在のデジタル補綴治療において押さえるべき臨床上の要点と限界について概説する.また,近未来に訪れる技術的転換点を展望し,全ての歯科医療従事者に資する広い視点から,デジタル時代の歯冠補綴治療について考察する.
