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[1D4-KS-34-01]40th Anniversary session 2

これまでのテクノロジーは新たな技術が生み出されることで前進してきた。しかし、結果論としての基盤モデルにおけるスケーリング則の発見により、システムの規模をスケールさせることで性能を大きく向上できる可能性があることを我々は学んだ。昨今のSNSの発展がもたらした様々な社会現象の発生においても個人がスケールすることでの世論の形成や、皆が繋がる社会とは逆の分断という現象を創発させているのもスケール化が根底にある。このことは、今後登場するであろうAGI(汎用AI)がスケール化することで何が創発されるのかといった話題にも深く関わる。また、実際に起きていることは多様なレベルでのスケール化が同時に起こるマルチスケール化である。そして、我々はスケール化するダイナミクスを理解、制御、構築する工学的な方法論をまだ手にしていない。そこで、人工知能や計算社会科学、進化計算、経済など、広範な分野にCompactional Scale Scienceという横串を通す学際的な学問分野を開拓し、その知見を多様な分野に波及することを目的とする研究会を設立した。
 本企画セッションでは、研究会の母体となったJSTさきがけ「文理融合による人と社会の変革基盤技術の共創」領域の総括・アドバイザ・研究者を中心に、スケールするAIの未来について様々な分野、観点から議論する。