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[1F4-OS-10b-01]Survey report on estimating present bias and trends for monetary rewards.

〇Yuka Nishida1, Rika Mochizuki1, Yasunori Akagi1, Kurashima Takeshi1 (1. NTT, Inc.)

Keywords:

present bias,quasi-hyperbolic discounting,behavioral change,Behavioral Economics

学習やダイエット、貯金など、長期的な目標を達成しようと努力する場面は数多く存在するが、とん挫することもしばしば発生する。この原因の一つとして現在バイアスという心理バイアスが考えられ、これは直近の損得を過大評価、将来の損得を過小評価するバイアスである。そこで、無理なく長期目標を達成する方法として、現在バイアスを考慮した行動変容技術に着目する。
本稿では、日本人計670名に対して現在バイアス値を推定した調査結果を報告する。この現在バイアスは、人間が感じる価値の時間割引の数理モデルのパラメータとして表現することができ、本稿では非合理的な人間の特性を表現した準双曲割引モデルを用いる。このモデルでは、現在バイアスとしてβ、将来の価値の指数関数的割引を表すδの二つのパラメータで表現する。パラメータの推定には金銭的な質問や非金銭的な質問など様々な手法が用いられており、今回は金銭的な手法で広く用いられるMultiple price list法を適用し、推定を行った。その結果、現在バイアス値は平均値0.997周辺に集中する傾向が明らかになった。